2025.09.17 資生堂アートハウスに行ってきました

こんにちは。レモン館岸和田店アドバイザーのぼーちゃんです。

いつもブログをご覧いただきありがとうございます。

 

またまた建築探訪のお話しです。

実家が静岡県でたびたび帰省しているのですが、先日、掛川市にある美術館「資生堂アートハウス」に行ってきました。

 

東海道新幹線の掛川市の線路の南側に 化粧品メーカー資生堂の掛川工場があるのですが、

その広大な敷地の一角に「資生堂アートハウス」があります。

 

設計は、私が最も好きな建築家 谷口吉生さんです。

特に美術館の設計で傑作をたくさん残し、昨年に12月にお亡くなりになりました。

 

資生堂アートハウスは1978年に開館しました。

47年も前の建築ですが全く古さを感じさせません。

谷口吉生さんの作品は「静か」と表現されることが多いようです。

水平のラインをとても大切にしていて、余計な装飾がなく凛としているからだと思います。

 

デザインの心理的効果として、縦のラインが強調されると見る人がワクワクする傾向があるとのこと。

商業ビルなどお金をどんどん使ってほしい場所では 外観に縦のラインが使われていることが多いそうです。

 

逆に水平のラインが整っていると落ち着いた印象になります。

谷口さんの設計した美術館は、導入部分に水面を配置してその奥にスッキリとした建物が配置されたものが多いです。

( ↓ こちらは東京国立博物館の法隆寺宝物館です)

資生堂アートハウスは初期の作品で、池は配置されていませんが、

駐車場からのアプローチの広い芝生の向こうに低く横に長い建物が広がっています。

(残念ながら雨降りの日で写真がイマイチです・・)

曲面のガラスは反射フィルムが貼られていて、新幹線が通るとそれが映ってきれいです。

中からは外の緑が見える明るい展示室になっていました。

内部の写真撮影がNGだったので説明しにくいのですが

展示室の床面は高さに変化があるのですが、天井面がまっすぐなのと

展示室の窓の上下のラインが同じ高さで連続していて、この水平ラインが建物に落ち着きを与えています。

 

居心地のいい展示室にたくさん並んだ椅子が マルセル・ブロイヤーのワシリーチェアという贅沢さ。

ゆっくり座って鑑賞できて、すごく気分がリフレッシュしました。

ありがたいことに入館無料なので、疲れてきたらまた来ようと思いました。

隣接する「資生堂企業資料館」も商業デザインの宝庫でした。こちらも無料です!

静岡をお通りの際は、お寄りになってみてください。

 

当社は大阪府岸和田市と阪南市に リフォームショールーム「レモン館」

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