2023.04.18 「大阪倶楽部」の建物見学会に参加しました

こんにちは。れもん館岸和田店アドバイザーのぼーちゃんです。

 

先日、大阪市の淀屋橋付近にある「大阪倶楽部」の建物見学会に行ってまいりました。

大阪倶楽部とは、大阪の財界人のための社交場として1912年(大正元年)に設立された会員制クラブです。

現在の建物は2代目で、木造だった初代が火災で焼失した後の1923年に建設されました。

ちょうど100年前ですね。

設計は当時40前だった安井武雄氏。

10年後に当時としてはめっちゃモダンな「大阪ガスビル」を設計する人です。

(大阪ガスビルについては 2022年10月のこのブログ内で ゆっきーが投稿してますのでご覧ください)

伊奈製陶(現INAX)製の素焼きタイルの外観は、ヨーロッパの街角みたいで素敵です。

でもイスラム建築風のアーチや、トーテムポール風の装飾石柱、

中に入ると玄関ホールの南欧風の泉盤に東洋風の邪鬼がお出迎え。

建築様式にとらわれない安井武雄の「自由様式」の代表例とされるそうです。

 

建築の直前に関東大震災があって、火災の被害が大きかったことを知り、

窓に鉄製のシャッターを設けたとのこと。

  

そのおかげで大阪大空襲で周りがほとんど焼夷弾で焼け野原になった時でも、無事に残ったのだそうです。

その鉄製シャッターはもう錆びついて開閉はできないそうですが、しっかりと引き紐も残っていました。

 

大阪経済華やかなりし時代に、財界人がお金に糸目をつけずに造った建物は

内部の装飾もとても凝っていています。

これは梁の端のハッチと呼ばれる部分の装飾です。

各部屋で少しずつデザインを変えていました。

 

レッドカーペットの階段室と窓のステンドグラスにうっとり。

   

葉巻の香りがしてきそうなバーやビリヤード室ですが、今は禁煙だそうです。

 

特筆すべきなのは、大阪倶楽部は設立以来100年以上に渡って男性会員しか入会できなかったそうなのです。

もちろん会員がイベントに女性を同伴することはOKだったのですが、

あくまでも正会員は男性のみというのを貫いてきたそうです。

それが、まさにこの2023年4月から女性も入会が可能になったとのこと。

時代ですねぇ。

維持管理に莫大なお金のかかる歴史ある建物を守ってきてくださった大阪倶楽部の皆様に敬意を表します。

 

 

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